モノポリーにハマる息子たち

楽しみ

今回は、息子たち2人がハマッたゲームについての記憶を掘り起こします。

長男君が7歳、二男君が5歳の頃の記憶である。

なんでモノポリー?

ハマったゲームの名はモノポリー。

その歴史は長く、20世紀初めにアメリカで発明されたボードゲームで、ファミコン、プレステ、ニンテンドーSwitch等に横展開されている。

ボードゲームの価格は3,000円程度なので、手が出しやすいボードゲームである。

1990年代にも一時ブームがきていた覚えがあるが、まさか再び息子たちとやることになるとは。

購入したキッカケは些細なもので、お金に関わる学びを一緒にしようと思ったからだ。

5歳の二男君には少し難しいとも思ったが、何とかなるだろうという軽いノリと勢いで購入したわけである。

結論から言うと、購入してから毎週末、必ず家族でゲームを楽しんでいた。最高の買い物だった。

土日にそれぞれ1ゲーム、時間があれば2ゲームすることもあった。平日でもたまに早く帰宅した時は、目を輝かせた息子たちがゲームのお誘いをしてきたぐらいである。

確かに、大人でも楽しめるゲームであることは間違いない。

ハッキリ言うが、子どもたちとやる遊びは大抵ツマラナイ。でも、モノポリーは一緒になって夢中になれるのだ。しかも、気がつけば2~3時間も!

息子たちが夢中になり、その結果学んだことは…

モノポリーからの学び 其の一

まず、お金の計算が早くなった。

200ドルに対して、100ドル紙幣1枚、50ドル紙幣1枚、10ドル紙幣5枚を集めて支払えるようになった。

そして、220ドルの土地に対して300ドルで払った時のお釣りを計算できるようになった。

さらに、220ドルの土地に対して320ドル払って、100ドルのお釣りを受け取ることが自然とできるようになった。

長男君だけでなく、二男君まで考えながらできるようになった。これは、ちょっとした親の驚きだ。

モノポリーをやるまでは出来ていなかった計算である。ゲームを進める中で自然と出来るようになっていた。

モノポリーからの学び 其の二

現金と投資(ゲーム内では土地投資)のバランス感覚を学んだ。

モノポリーは、土地を購入して独占を目指し、そこに家やホテルを建設して他プレイヤーから資金を奪っていくゲームだ。

とにかく土地を購入し、家やホテルの物件を購入しなければ資産は増えない。

現金を守り、一定の給料だけをもらっていては勝てない設計になっている。しかも、無計画に土地を買い漁れば、現金不足で破滅する。

これは限りなく現実社会に似ている。

時にはリスクをとり、時にはリスクヘッジをしなければならない。

幼稚園と小学生の息子たちが、ゲームを通じてこの経験を得たことはとても意味がある。

土地への投資がおススメという単純な話ではなく、投資するという選択肢があることを学べたことが重要だ。

余談だが、うちの息子たちは、お年玉の使わない分については投資信託で運用している。

この記事を子どもたちが見るような時が来たのなら、その時は大いに感謝していただきたい(笑)

モノポリーからの学び 其の三

うちの長男君はよく泣いていた。

ゲームに負けると泣く、負けそうになると泣く、大きな損を食らうと泣く。

それを真似して二男君も泣くようになった。

この泣きを通して学んだことは、欲のコントロールだ。

『勝ちたい』とか『多くのお金を得たい』というのは、ゲームであれ現実であれ誰もが思う。

大人であればその欲をコントロールしながら生きているわけで、ゲームだからというフィルターをかけると、別に負けてもいいかなという気持ちになったりする。

けれども、子どもはそう簡単に気持ちをコントロールできない。

負けて悔しいし、損すれば悔しい。その気持ちをコントロールできないから泣くし、なぜ泣いちゃうかも因数分解できないのだ。

自論となるが、

モノポリーのようなボードゲームは複数でやるもので、1人ではツマラナイ。

自分の感情だけで泣いたりイライラすることで、一緒にゲームを楽しむ人たちが気分を害してしまう。それではゲームは成立しない。

ゲームの中で、大金を相手に払わなければいけない場面で泣いてしまうとどうなるか。そのお金を受け取る側が気分良くもらえないのだ。何か申し訳ない気持ちにすらなってしまう。

相手あってのゲームならば、自分の欲に感情を振り回されてはいけないのだ。それがゲームに参加する礼儀だろう。

いや、現実社会でも欲のコントロールができない人は破滅していくので、生きてく上で必要なスキルの一つだと思う。

長男君と二男君は、モノポリーを通して重要な学びを経験していたのだ。

モノポリー最高!

ただ、子どもたちは学んでいるなんて感覚はなく、土地を増やし、家やホテルを建て、お金を増やすことを楽しんでいる。さらに、最終順位で一喜一憂するのだ。

本気で喜び、本気で悔しがる。

そして、子どもたちだけが楽しんでいるような書き方をしたが、夫婦2人も十分に楽しみ、家族で楽しめる娯楽なのだ。

100年以上世界中で愛され続けているモノポリー、恐るべしボードゲームである。

まだ手を出したことのない人はぜひ!

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