子供が入院する姿は心が痛むよ・・・。

哀しみ

今回は、長男君が入院した時の記憶を掘り起こします。

長男君は4歳の時に5日間入院した。その時、二男君は2歳。

入院した原因は、RSウイルスが呼吸器に感染して、肺炎を引き起こしたから。

RSウイルスとは、ほとんどの子どもが感染する呼吸器感染症のことで、特に珍しいものではない。けれども、高熱が出て数日間苦しそうな長男君を見てるのはとても辛かった。

熱が下がらずに何度も病院に行っていたのだけれど、実はなかなかRSウイルスだとは診断されなかった。だから、妻はイラついていた。

早く病名がわかると安心するものだが、原因不明の高熱だと不安しかない。大体2日間ぐらい、原因不明の高熱にうなされていた長男君。とてもかわいそうだった。

熱は下がらず、苦しそうな咳を繰り返す長男君を見てられず、再度病院へ。

やっとのことでRSウイルスによる肺炎と診断された。『でしょうね!』by妻

すぐに入院することになったのだが、4歳になっていた長男君は、色々察して病室に入ることを拒んだ。泣き叫びながらも何とか説得して病室に入った長男君。

その後、手の甲から点滴を通され爆泣。早く治してあげたい気持ちではあるものの、爆泣状況を見ているのは心が痛かったね。

何とか入院することになった長男君だが、1人で入院するわけではなく保護者同伴である。頼りない父親ではなく、基本母親が付き添うことになった。

当然、長男君のところに母親が付き添うということは、2歳の二男君の面倒は僕が担当になった。ただ、仕事を数日間も休むことができなかったので、祖母に頼ることになった(本当に感謝)。

しかも、二男君はまだ母親の母乳が必要だったので、夜の数時間だけ妻と僕の役割を変更した。僕が長男君の病室に行き、妻が一端帰宅する。

妻は二男君に母乳をやり、シャワーを浴びて病室に戻る。そして、僕は家に戻り二男君と寝た。朝になると祖母が来てくれて、僕は泣く泣く仕事に向かった。

今思うと、緊急時に1週間ぐらい休めない働き方ってどうだろう。職場への迷惑や自分の責任等、色々考えた結果休むという決断ができなかった。

家族のピンチと仕事を天秤にかけていた当時の僕。今の僕なら絶対に休むけど。

こんなバタバタした生活が5日間続いた。

僕と生活していた2歳の二男君は、とてもお利口さんだった。母親がいないにも関わらず、家族のピンチを察してくれたのだろう。二男君が産まれるまでの長男君と同じだ。

気付いているだろうか?夜の数時間に妻と僕が交代する時、一瞬だけ2歳の二男君は家で一人ぼっちになっていた。病院と家の距離が車で5分で助かったけど。

妻を苦しめたのは寝床である。長男君の隣しか寝るスペースがないのである。ただでさえ狭い病院のベッドで、妻は長男君にぶつからないように体を曲げながら何とか睡眠をとった。

長男君を苦しめたのは咳と食事である。点滴を打ったことで熱は下がったのだけれど、咳が止まらずに辛そうだった。特に夜は。

そして、4歳の長男君には酷な病院食。ほとんど食える物がないような食事だった(僕でも食欲なくなるようなメニュー)。

入院5日目ともなると、長男君は順調に回復していた。医者から退院の許可が下りた。

子供が患者衣を着て、点滴のチューブで繋がれている姿を見るのは本当に心苦しいものだ。たった5日間とはいえ、心が張り裂けそうな記憶である。

元気になった長男君が家に帰ってきた時の笑顔を見て、僕はとても安心した。家族が健康であることの幸せを実感した。

しかし、その幸せも束の間、二男君がRSウイルスに感染したのである・・・(まぁ、当然か)。

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